蛍ブログ

女子大学生が本や日々の出来事をた綴る

ブログ始めました、蛍です!2

私と部活

中学入学後、私が入部したのは女子バレーボール部でした。私を知る人はみんな意外だと言っていました。それもそのはず、超がつくほど運動オンチだったからです。実際、三年間辞めずに続けても、バレーボールが上手いとはお世辞にも言えない実力でした。

とにかく、怒られまくりました。

声だし・ボール拾いという基本でさえ、人より覚えが遅くて。さらに、臆病で泣き虫。お荷物部員である自覚はありました。先生も厳しくて部員は半減し、私もその流れに乗るべきだったと後悔した夜は数え切れません。「なんのために部活きてるの?」とそうきかれた時、咄嗟に出てきた言葉は「義務だから」でした。そんな私でしたが、先生は見捨てることなく私に言葉をかけてくれていたこと、今なら少しわかります。言われているうちが花、といいますか。卒業時はこのバレー部よりつらいことなんてきっとない、これからは今までより強い自分でいられると思い込んでいました。そんな中学三年のころは、ドラマで「Nのために」が放送されていて、家入レオの曲や湊かなえの本にハマっていました。今でも一番好きなドラマは「Nのために」です。少ない友達にノートに書いた拙い小説を見せることも、ただの自己満足でしたが楽しかったですね。

 

高校は、演劇部と図書局に入りました。高校の運動部はきっとついていけないと思い、でも、本気になれるものが欲しくて見つけたのが演劇部です。コスプレみたいな恰好をしてみんなに白い目で見られても終始笑顔だった先輩たちが、とっても輝いて見えました。同時に人前に立つのが苦手な私自身への挑戦にもなると思いました。でも、いざ入ってみると、遅刻が普通だったり、欠席多かったりとバレー部の常識と違いすぎて驚きました。演技が上手ければそれでもいいのかと思ったこともありましたが、あるとき我慢できなくなりました。

自主練の時間、台詞まだもらっていない人が頑張っている横で、談笑している人がどうしても許せなくなってしまったのです。当時の私は心に余裕がなく頭も固い、どうしようもない正義きどりでした。

そこからは後になれば話のネタですが、怒涛のような日々でした。学んだことは、自分を含めダメな人はいなくて、それぞれ生きてきたなかでの経験が異なるというだけなのだということ。得意不得意、両方みんなもってること。当たり前のことかもしれないけど、本当の意味で理解できたのは演劇部での仲間のおかげだと思ってます。バレー部なんかの比じゃないくらい悩むことも多かったし、私の高校三年間の選択が間違ってないとは言えないけど、それでもあの演劇部の一員だったこと誇りに思います。

 

長くなりましたが、次で最後です。短いです。よければ、どうぞ。